近年、お国から「貯蓄から投資へ」と叫ばれています。同時に「老後2000万円」問題も取りざたされ、投資への関心が高くなっています。
今まで投資に手を付けていなかった人が入りやすいように、優遇措置を設けられているのが「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」になります。
今回はこれらについてわかりやすく解説します。
- iDeCo、NISA、つみたてNISAの違い
- 投資の始め方
- 投資先を選ぶ
1. iDeCo、NISA、つみたてNISAの違い
まず、表にすると下記のようになります。とりあえずざっと目を通してもらえれば良いです。
種類 | iDeCo | NISA | つみたてNISA |
---|---|---|---|
年間の掛金上限額 | 職業で変動 14.4万円~81.6万円 自営業:81.6万円 専業主婦:27.6万円 会社員、公務員:14.4万円 | 120万円 | 40万円 |
優遇措置 | 売却益、配当収益などが非課税 所得税、住民税が減税 受給時の退職所得控除 | 売却益、配当収益などが非課税 | 売却益、配当収益などが非課税 |
払出し制限 | 60歳になるまでは原則不可 | いつでも可 ただし売却後の運用は課税対象 | いつでも可 ただし売却後の運用は課税対象 |
積立上限 | 上限なし | 元本600万円まで | 元本800万円まで |
お勧め度 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
3つもあってどれにすればよいかわからない、といった方は「iDeCo」をお勧めします。
iDeCoの最大のメリットとしては、非課税期間に制限なし、掛金が全額所得控除、受給時の退職所得控除があることです。(運用益が非課税なのは他も同じです。)
iDeCoは税制優遇の面では最もメリットが大きく、将来的な資産の形成に効果的です。逆にデメリットとして、60歳になるまでは原則払出しできず、近い将来に大きな出費がある場合は避けたほうが無難でしょう。
近い将来に出費の予定がない方は、iDeCoを上限額まで拠出することをお勧めします。(もちろん、生活に影響のない余剰資金で!)
NISAとつみたてNISAについては、年間にまとまった金額を株式に投資したいNISA、少額を積み立て投資したい場合はつみたてNISAが良いでしょう。
優先順位としては、「iDeCo」>「つみたてNISA」=「NISA」だと思います。
もちろん自身のライフプランに合わせて投資するのがベストです!
2. 投資の始め方
実際にiDeCo、NISA、つみたてNISAの始め方を紹介します。
始めるには証券会社に口座を開設する必要があります。
証券会社によっては、加入前に節税シミュレーションができるので、どれくらい節税ができるのか確認してみるのも良いかもしれません。
口座を開設するための証券会社は「松井証券」、「楽天証券」、「SBI証券」などがあります。
自分にあった証券会社を選びましょう。
具体的には「運用管理手数料」、「信託報酬の低い商品があるか」などです。
松井証券は運用管理手数料が0円でお得です。

証券会社がよくわからない、という方には、有識者が指導してくださるスクールがあります。
マネーリテラシーについて教えてもらえるので、今後の人生設計でためになると思います。

3.投資先を選ぶ
一例としてSBI証券の投資先のプランを見てみましょう。
- 「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:『雪だるま』)」
- 「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」
- 「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
- 「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」
- 「ニッセイ外国株式インデックスファンド」
- 「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」
- 「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
どれも業界最低水準の運用コストを目指す、運用方針が人気の「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」を取り扱っています。
自分が投資したい銘柄を確り選びましょう。
わからないことがあれば、証券会社の専門家が解説してくれます!
まずはやってみることをおすすめします。!
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